ティッシュ値上げへ 円安で原料が高騰(世直し桃太郎NY)

大王製紙、円安響きティッシュ値上げ 5月から10%以上出荷価格引き上げ

 大王製紙は14日、「エリエール」ブランドのティッシュペーパーなど全ての家庭用紙製品を10%以上、値上げすると発表した。最近の円安が要因で、5月1日から卸売業者などへの出荷価格を引き上げる。ティッシュ5箱、トイレットペーパー12ロールの店頭価格はそれぞれ20~30円程度上がる見通しで、円安の副作用が身近な日用品に及んできた。

 値上げはキッチンタオルなども対象。円安で原材料のパルプと古紙の輸入価格が高騰しているほか、ガスや電気などのエネルギーコストも上昇し、生産・物流経費の削減では吸収しきれないと判断した。値上げは2015年8月以来となる。

 大王製紙は家庭用紙製品では国内首位。最近は外国人旅行者の増加でホテルや商業施設での需要が伸びているが、量販店での安売り競争は激しく、値上げで採算を改善したい意向もある。

ティッシュ値上げへ 円安で原料が高騰

 製紙大手の日本製紙や王子製紙は8日、ティッシュやトイレットペーパーなど家庭紙の値上げに向け、スーパーなどと価格交渉を進めていることを明らかにした。急速に進んだ円安で原料のパルプや木材チップの輸入価格が高騰しているためで、今後、店頭価格に反映される可能性がある。

 家庭紙を扱う日本製紙の子会社「日本製紙クレシア」は、1日以降の出荷分について15%以上の値上げを目指す。王子製紙も同様に10~15%の値上げを求める方針。両社とも円安によりドル建てで東南アジアやブラジルから輸入している原材料の価格が上がり、収益が圧迫されているという。

 王子製紙は1ドル当たり1円の円安で本業のもうけを示す営業利益が約4億円目減りする。これまではスーパーなど安売りを推し進める流通各社の反発を考慮し、価格転嫁は見送ってきた。

 SMBC日興証券の岡芹弘幸シニアアナリストは「製紙業界はシェア争いが激化しており、家庭紙の価格は長く低迷してきた。今後も値上がりが続くとは限らない」と指摘している。

=2013/04/09付 西日本新聞朝刊=

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コメント: 4
  • #1

    軽トラ野郎 (月曜日, 10 4月 2017 09:12)

    なんでも値上げだね。しょうがないよ。人手不足なんだから。後は、その分 給金が上がれば文句なし。オヤジ単価上げてくれ〜

  • #2

    名無し (月曜日, 10 4月 2017 13:02)

    大王製紙かぁ〜。もう皆んな忘れたのかなぁ〜。ラスベガスの豪遊や女遊びした奴がいた会社だよね。

  • #3

    名無し (月曜日, 10 4月 2017 13:07)

    あーん。覚えてるわー。馬鹿な奴がいたね。あいつは、背任行為で捕まったかな❓何十億だっけ。やはり製紙会社は、金あるんだね。金あるくせに値上げかよ。紙関係の会社は全部儲かってるんだなァ
    。羨ましいぜ。紙屋さん。

  • #4

    通りすがりの名無し (月曜日, 08 5月 2017 07:15)

    値上げ値上げ値上げ値上げ値上げ
    給料は、カットカットカットカットカットカット カットするぜ。