金メダルの値段⁉️

8月21日(日)、およそ2週間に渡って行われたリオデジャネイロオリンピックが
終わりました。

今回の大会もさまざまな競技で日本人選手の活躍が見られました。

次はリオデジャネイロ・パラリンピックが9月7日(水)(日本時間9月8日(木))より
およそ10日間の日程で開催されます。


報道では、今回の「リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック」のために
用意されたメダル(金・銀・銅)の合計は、5,120個とされています。

ブラジル造幣局のメダルを制作するチームが大会開催に向けて24時間体制で
作り続けたそうです。

製造チームは金や銀や銅などの貴金属を調達して製造したわけですが、
その製造コストはいくらくらいなのでしょうか?


8月9日の金プラチナ取引の「積立価格」を元に試算した金メダルの
製造コスト(税抜)は以下のとおりとなります。

※重さは金メダル1個あたり500グラムとのことです。


金メダル1個あたり・・・およそ60,000円


500グラムなのになぜ60,000円?(200万円以上するのではないか?)と
思われた方もいらっしゃると思いますが、その答えは金メダルに用いられている
金・銀・銅の割合にあります。

金・・・1.34%  (およそ6グラム)

銀・・・92.5%  (およそ462.5グラム)

銅・・・6.16%  (およそ30.8グラム)

※各種報道を元に作成。


金メダルは“銀ベースのメダル”であることがわかります。およそ6グラムの金は、
メダルの表面部分(メッキとして)使用されているとのことです。

上記の数量に8月9日の金・プラチナ取引の積立価格(金4,469円/グラム、銀67.0円/グラム)
と掛け合わせると、金と銀それぞれおよそ30,000円となり、それらの合計はおよそ
60,000円ということになります。(銅は30グラムでおよそ20円程度)


次の夏の大会はいよいよ2020年の東京オリンピック・パラリンピックですね。

リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックのメダルの重さ(500グラム)は
夏のオリンピックでは過去最高の重さとのことでしたが、
東京オリンピック・パラリンピックのメダルはどのような規格になるのでしょうか?

そしてその時の製造コストを左右する貴金属の価格はいくらくらいなのでしょうか?

4年後の話になりますが、東京オリンピック・パラリンピックの金メダルについて、
獲得数はもちろんですが、具体的な重さなどの規格・貴金属の価格にも関心を
寄せてみても面白いかもしれませんね。

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コメント: 2
  • #1

    さとる (火曜日, 23 8月 2016 13:25)

    日本万歳。41個 メダル獲得 素晴らしい。過去最多でしたね。泣けました。感動をありがとう。パラリンピックも頑張ってね。応援してます。

  • #2

    名無し (火曜日, 23 8月 2016 13:26)

    ヘェ〜。勉強になりました。