最高の言葉のプレゼントって何か知っていますか?

柳さん
ところで皆さん、最高の言葉のプレゼントって何か知っていますか?

前回は、無財の七施の言辞施についてお話しましたが、実は、どんな
褒め言葉よりも、ずっと相手に受け取りやすくうれしい言葉があるのです。

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褒めるのはどれだけ気をつけても、やはり上から目線
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言われてうれしいことというと、パッと思いつくのは
尊敬している先輩や上司に自分の頑張りを評価してもらった時でしょう。

でも、もし、あなたが自分よりも下の立場と思っている人から、
褒められても、そんなにうれしくないですよね。

「こいつに何がわかるんだろう」

「褒められてもうれしくないよ」

とかえって不満に思うかもしれません。

褒めるというのは、実は、あくまで上から目線なのです。
だから、自分が尊敬している人から、
褒められると素直に喜べますが、
そうでない人から褒められてもそんなにうれしくありません。

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思春期の子供が、親が褒めてもよろこばないのは・・・
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子供成長を見てみると、幼いときは、親から褒められると
子供は無条件で喜ぶものですが、思春期になると
気むずかしくなり、成績を褒めても、スポーツを
褒めても、喜ぶどころかへそを曲げてしまいます。

これは、子供が成長するにつれ、自分自身の価値観を
持ち始めたからであり、親の価値観を無条件に受け入れてきた
ことへの反発と見て取れるでしょう。

読者のなかには、
思春期の子供さんが何を声をかけても、無視したり、
反発するので、手を焼いている方もあると思います。

そんな子供には、無理して褒めれば褒めるほど
へそを曲げてしまいます。

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ところが、どんな人にどれだけ言ってもマイナスにならない
言葉があるのを知っていますか?
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例えば、「頑張ろう、頑張れ!」という励ましの言葉は
よく使いますが、あまり言われすぎるとプレッシャーに感じますよね。

だから、
「頑張れ」よりも「頑張ってるね」の方がいい。

だけど、「頑張っているね」も言われすぎると
なんだか当てつけに聞こえてきます。

ところがどれだけ言ってもマイナスにならない言葉があるのです。

それはなんだかわかりますか?
   ・  
   ・
   ・

それは、

「ありがとう」と心からの感謝の言葉を伝えることなのです。

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心施(しんせ)とは心からの感謝の言葉を述べること
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無財の七施の中で、教えられる心施(しんせ)とは、
心からの感謝の言葉を述べることです。

平たく言えば、

「ありがとう」と言うことですね。

簡単な五文字の言葉ですが、
私たちはなかなか実践できていません。

ちょっとしたことでも「ありがとう」と言えるはずなのに、
よほどドケチなのか、なかなか口から出てきません。

仮に何もなかっったとしても、
「この間はありがとう」と相手に言葉をかけることができます。

相手が「??何かしましたっけ?」といったら

「いや、いてくれてとても気持ちが和みました。ありがとう(^_^)」

と言えばいいんです。

「頑張っているね」は、本当に相手が頑張っているところを
見つけて言わないと、当てつけに取られてしまいかねないですが
「ありがとう」はどれだけ言っても、不愉快におもったり、
プレッシャーを感じる人はいないでしょう。

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ありがとうは、仏教に由来する言葉
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さて、この「ありがとう」というのは、「有り難い」
から来ており、これはもともと仏教に由来すると言われています。

仏教で、
「人間に生まれることは大変、有ることが難しい、有り難いことなのだよ」
と説かれたところに由来するとも言われます。

「ありがとう」という言葉には、
この世に生まれ、ここに存在することはなんと、ありがたいことなか
とその人の存在そのものをよろこぶ言葉なんですね。

実際に、あなたのそばにいる夫、妻、子供、親、
友達、同僚といつまで一緒におれるのでしょうか?

この世に生まれ、出会い、共に生きているこの瞬間は
間違いなく「有り難い」のです。

だから、仮に何かをしてもらった訳ではなくても
「ありがとう」と言葉をかけていきましょう。


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コメント: 1
  • #1

    (土曜日, 28 5月 2016 17:43)

    毎回 勉強になります。岡本さん、ありがとうございます。