いつも元気いっぱいの権田です(笑)
今日は…
珍しく社長が激怒していたのを記事にします。
先日、うちの若手ドライバーが車庫に戻って来た際の事でした。
ドライバーが社長に「ちょっと話があるんですが…」と言い、社長は「おう、どうした?ここで出来ない話か?」と切り出し、ドライバーは「いや、大丈夫ですよ。」と言い、1枚の紙切れを手渡し、話が始まりました。
話の内容は、簡単に言うと今、取引のある会社から紹介された会社の下請け仕事の依頼でした。
一通り、話が終わり、指示書を読み上げると社長の目付きは急変しました。
社長はドライバーに一言…「何でこの仕事を取ろうと思った?」と聞き始めました。
ドライバーは「単価は安いかも知れないですけど、一年間決まった金額と物量が保証されるから…」と最後まで聞かずに、怒鳴り始めました。
てめぇにはプライドないんか?
どこで働いてると思ってんだよ?
うちだろ?酒井商店だろ?
誰の仕事してんだよ?
あっ?
と始まりました。
俺はな、お客も運転手も機材も全部一流なんだよ。
お前は銭の為に自分のプライド捨てるんきゃ?
うちを信用してな、酒井じゃなきゃダメだ、車やあんちゃんも派手だけど、仕事はきちんとやる、多少高くてもあいつに任せれば間違いないってな、頼んでくるお客とな、銭と安定の塊の機械仕掛けのお客と天秤にかけるんか?
そもそもその客ってのも見たことも話した事もねぇだろ? うちの客に失礼だろ?
うちはな、そんなんやらなくてもやっていけるんじゃ。
あっ?てめえらの給料遅れた事あっか?
ねぇだろ?
銭かねの為に仕事してんじゃねぇんだよ。
心と心の商売してんだよ。
少し考えろ、恥を知れ。
とかなりの激怒でした。
確かに、最近は気候や世界情勢により、期待よりも現実が低かったりして、月によっては、仕事が薄かったりして、たまにこんなに給料を貰っていいのかな?とか考えたりしますが、うちの社長は、運ちゃんのやりがいは給料だろ。
毎月1回の給料日に他の家より多い札束の茶封筒持って大手ふって帰れば、子供らだって、父ちゃんスゲーなってなるべ?
そしたら自信持って、父ちゃんの会社、ごみ屋だけどな一流なんだよ。日本一なんだよって言ってやれ。
そしたら、子供らも外で自信持ってな、言うから、父ちゃんの会社、日本一なんだよ。給料こんなに持って来るんだよって言うから。
それが俺達の自信や実力で、プライドなんだよ。その為には自分達が努力して取って、汗水垂らして働かなきゃダメなんだよ。と入った当初に言われました。
一通り、話が終わった後で社長はボソッと言いました。
仕事ってのは、自分の足で何度も通って、何度も相手と話して、お互いを理解した上で契約したのが自分の仕事だよ。
人から人に回って来たのは、相手もわからなきゃ、こっちだって何もわからないべ。
そんな仕事にプライドはかけられない。
でも、お前が会社の為に努力しているのはわかったから、今度はプライドかけててめぇが取った仕事の案件を持って来てくれ。
と立ち上がり、事務所へ戻って行きました。
普段何気なくこなしている仕事をふと考えるとほぼ100%、社長や井澤専務が取って来た仕事だったり、そのお客さんからの紹介や依頼のお客さんばかりで、ふと思うとやっぱり凄い人なんだなと思い、洗車をしながら、しばらくドライバーと二人で話していました。
プライドを持って生きる。
簡単な様で難しい課題です。
そんな社長の下にいる俺達は恵まれてるなぁと思った1日でした。
怒鳴らたドライバーと二人、しみじみ考えた一時でした。
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名無し (日曜日, 28 6月 2015 18:56)
こんな言葉があります。負けて覚える相撲かな。権田さん、頑張ってよ。
軽トラ野郎Jr. (日曜日, 28 6月 2015 19:08)
二流の一流に、なりましょう。本物は本物を呼びます。それが仲間なんですね。酒井さんありがとう。
でぶハゲ専 (日曜日, 28 6月 2015 21:38)
女のケツばかり、追っ掛けているクズ社長さん。たまには、本物の男に惚れて涙流してみろよ。