本を読むのも、めんどくさい。あなたへ

☆★「自分はやらない」という選択をする★☆

最初は「やらなきゃ」と思ったことでも、よくよく考えた結果、自分がやらなくてもいいと思えた場合は、やらないという選択をしてください。

私は、複数の事業を経営していますが、自分がやらなくてもいいと思った事業を手放したら、経営状況が改善しただけでなく、たくさんの自由な時間が生まれ、...心も軽くなりました。

「自分がやらなくてもいい」と思ったことは、人にお願いしてやってもらうという選択肢もありますし、機械にやってもらうという手もあります。

たとえば、私は、自分でホームページを作成していましたが、今は人にお願いしてリーズナブルな価格で作ってもらっています。そのほうが質のいいホームページができますし、私の時間も有効活用でき、ストレスもありません。

また、掃除がめんどくさいので、今ではお掃除ロボットにやってもらっています。

自分のパッションや望む結果が明確になっていると、それ以外のことに対して、自然と「NO」と言えるようになります。

誰かに何か頼まれ事をされた場合、以前であれば、相手から嫌われないために、気が進まなくても引き受けていたことがあったかもしれません。しかし、これからは勇気を出して、丁重に「NO」と言ってください。

それでどう思うかは相手の問題であって、あなたの問題ではありません。

すべての人から好かれようと思って、自分の心を抑えるよりも、ありのままの自分を表現して、気に入ってくれる人とは蜜に付き合い、そうでない人とはそれなりの付き合いをするほうが、結局うまくいきます。

このようにすると、やらなきゃいけないことはどんどん減っていきます。

私もいつの間にか、事業が整理されていました。今まで売上の中心だった事業が、自然と縮小しました。自分がその事業に関しては、パッション(情熱)を全然持っていないということに気づいたのです。

全然ワクワクしなかったから、自然と減ったのだな、と思います。一方、自分がワクワクする事業の売上が大幅に増え、トータルでは以前よりも増えています。

ぜひ、やらなくてもいいことは、やらないという選択をしてください。長期的にはそのほうがうまくいきます。

(鶴田豊和・著『「めんどくさい」がなくなる本』より)