糖尿病と血液検査

糖尿病の血液検査には、血糖値の状態を調べる

ための様々な項目があります。

●ヘモグロビンエーワンシー(HbA1c)
・過去1~2か月の平均血糖値を反映します。
赤血球(ヘモグロビン)に糖が結合した糖化ヘモグロビンのことです。
・採血前の食事の影響を受けません
ただし、貧血などがありヘモグロビン値(Hb)が低い場合は、
見かけ上、HbA1cも低くなります。

肝硬変や貧血の方、妊娠中の方や透析療法を行っている方は
HbA1cが低い値を示すことがあるため、他の検査項目を参考にすることがあります。

●グリコアルブミン(GA)
・過去1~2週間の平均血糖値を反映します。
タンパク質の一種であるアルブミンに糖が結合した糖化アルブミンのことです。
・HbA1cよりも短い期間の平均血糖値がわかります。
・採血前の食事の影響を受けません
妊娠中の血糖管理には新生児の合併症予防のために
GA15.8%未満が目標となっています。
※肝硬変では、HbA1cは低値、GAは見かけ上高値を示します。

●1,5アンヒドログルシトール(1,5AG)
・過去約1週間の血糖値の状態を反映します。
・1,5AGはブドウ糖と似た構造をもつ物質で、体内で合成されるものではなく食物から摂取されます。
糖尿病があり尿への糖の排泄が多いと尿への1,5AG排泄量が増加し、血液中の1,5AGが低下します。
基準値より低値を示す場合⇒糖尿病のコントロール不良、慢性腎不全など

●血糖値
・採血時の血糖の状態がわかります。
・食事や運動などの影響を受け短時間で変化します。