『社長辞めます!~ジャパネットたかた 激動365日の舞台裏~』

『社長辞めます!~ジャパネットたかた 激動365日の舞台裏~』荻島央江 (著)  
評者:畑圭一郎

突然、あなたの会社の社長が「過去最高利益を出せなければ社長を辞めます!」と公言したらどうでしょうか?
おそらく、多くの人がびっくりすると同時に頭の中が「???」になると思います。

...

私は間違いなくなります。笑

しかし、これは実話です。

本書は皆さんもご存知のジャパネットたかたの高田明社長が2011年、2012年の業績不振を受けて、突然の「社長、辞めます!」宣言をした翌年の2013年のジャパネットたかたのV字回復劇の全貌が書かれている本です。

各章のテーマは
1章: なぜジャパネットたかたは減収減益になったのか
2章: テレビ販売依存からの脱却 そのとき、社員はどう動いたのか
3章: 高田明社長インタビュー 自分はいつまでもいない 社員に危機感を持ってほしかった
4章: 高田社長が語る「伝える力」なぜジャパネットたかたから買いたくなるのか
5章: 高田旭人副社長に聞く 高田明のいない未来を直視する
となっています。

高田社長の「社長、辞めます!」宣言のあと、組織がどのように変化していったのか?
高田社長の「社長、辞めます!」宣言の真意はなんだったのか?
カリスマオーナー社長から事業承継する際に何を大事にすべきなのか?

そんなことが本書を読めばきっと理解でき、皆さんのお仕事にも参考になるところがあると思います。

私の感想を一言で言いますと、
「自立した組織をいかに作るか」
これに尽きると感じました。

ちなみに先月、お父様の高田明氏から息子の高田旭人氏に社長がバトンタッチされました。

今後のジャパネットたかたに注目です!

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コメント: 1
  • #1

    通販大好きっ子 (土曜日, 21 2月 2015 20:47)

    ついつい買ってしまいますよね。