2014年2番目の大型倒産発生、インターナショナルイーシー(負債485億円)

 (株)インターナショナルイーシー(TDB企業コード983026407、資本金1億円、東京都文京区後楽1-2-2、代表戸澤茂氏)は、12月3日に東京地裁へ自己破産を申請し、5日に破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は竹村葉子弁護士(東京都新宿区新宿1-8-5、三宅・今井・池田法律事務所、電話03-3356-5251)。債権届け出期間は2015年1月5日までで、財産状況報告集会期日は同年3月6日午前11時。

 当社は、1984年(昭和59年)9月の設立。コスモ・ワールド(株)の商号で事業を展開し、当初はソフトウエアの販売・リース事業のほか、ゴルフ会員権募集代行なども手がけ、98年5月期には年収入高約1億3000万円をあげていた。

 しかし、近年は所有ビルの賃貸のみの営業となっていた。この間、過去の不動産ほか海外投資に伴う借り入れ負担が資金繰りを圧迫。最近では実質的な活動を停止するなか、今回の措置となった。

 負債は債権者約17名に対し約485億5300万円。

 なお、負債規模は宅地造成・建売住宅販売のエヌ・エス・アール(株)(東京都、1月、破産)の1650億円に次ぎ、今年2番目の大型倒産となった。 

デートラインシリーズで業界に名を馳せたパチスロメーカー、(株)ラスターが破産開始決定

(株)ラスター(TSR企業コード:210090111、大田区蒲田3-23-8、設立昭和49年11月、資本金5500万円、エイモス佳実社長)は12月3日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には上田慎弁護士(梶谷綜合法律事務所、千代田区大手町1-7-2、電話03-5542-1453)が選任された。
 負債総額は債権者約20名に対し約25億円。
 大量リーチ目にこだわったデートラインシリーズで業界に名を馳せたパチスロメーカー。当初は遊技場経営が主体で、ピーク時の平成2年3月期には売上高137億841万円をあげていた。しかし、バブル期において不動産投資に失敗、以後はパチスロ機の製造に特化していた。
これまでに「ダブルインパクト」「極-KIWAME-」「神輿」「ガンダム」「クロヒョウ」など個性的な機種を多数発表したが、風営法や遊技機認定規則の改正で射幸性の高い機種への規制強化を受けて新作が減少し、売上が伸び悩んでいた。近年では「メガミリオネア」などを発売するも売上の減少が続き、販売子会社のラスター販売(株)(TSR企業コード:296643629、東京都中央区)を25年3月29日、株主総会の決議により解散させるなど組織再編を進めた。
 そのようななか、26年6月23日に販売先のWIN NET TECHNOLOGY(株)(TSR企業コード:296103390、同所)が東京地裁より破産開始決定を受けたことで販路縮小を余儀なくされ、業績回復の見通しが立たなくなり、7月末までに事業を停止した。 

不動産担保金融業者のヴィンテージ(旧商号:ライブドア不動産)が破産

 ヴィンテージ(株)(TDB企業コード986037905、資本金1億500万円、東京都港区西麻布2-24-11、登記面=東京都千代田区飯田橋1-3-7、代表奥野喜彦氏)は、9月25日に東京地裁へ自己破産を申請し、10月3日に破産手続き開始決定を受けた。(帝国データバンク)

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コメント: 1
  • #1

    自営は、定年無し。 (日曜日, 21 12月 2014 19:24)

    会社は大手だから安心は、無いね。日本国が、危ない。そんな時代なんだ。頼れるのは自分だよ。