【 『ぽち袋』のルーツ 】

いよいよ明日はお正月ですね。

きっとお子さんたちは、...
ワクワクした気持ちで
お年玉を待っていることでしょう。

お金を入れる小さな袋は準備されましたか?

この袋のことをを「お年玉袋」などと呼びますが、
最近は「ぽち袋」と呼ぶ地域が増えているとのこと。

この祝儀袋、なぜ「ぽち袋」と呼ぶのでしょう?

そして全国的に広まったのはなぜでしょう?

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■ルーツは関西

年末の買い物客でにぎわう東急ハンズ渋谷店(東京・渋谷)
の正月用品売り場。

中でも目立つのが「ぽち袋販売コーナー」だ。

2~3年前から少しずつスペースを広げている。

ネット上の様々な通販サイトでも、
正月用品として
「ぽち袋 すりむpochi」
「ちょうちょ・洋風ポチ袋」
など多種多彩のぽち袋が販売されている。

お年玉を入れる袋を「ぽち袋」と呼ぶことは
すっかり定着しているようだ。

ぽち袋収集家という
ちょっと変わった肩書を持つ豊田満夫さんによると、
「ぽち袋」という呼称のルーツは、
実は関西にあるそうだ。

ぽち袋の「ぽち」とは
関西弁の「ぼちぼち(ぽちぽちともいう)」からきており、
「少しだけ」という意味。

水引やのしのついた祝儀袋ほど大げさではなく、
旅館や料亭で働く人に
客が感謝の気持ちを込めながら
気軽に少額のお金を渡すときに入れる袋として、
明治時代ごろに生み出された。

当初は錦絵の技術を生かした木版刷りのものが多かった。

というのは、
「京都の錦絵の版元が、
 明治時代に入って売り上げの落ち込んだ錦絵に代わる
 新たな収入源としてぽち袋を売り出した」(豊田さん)からだ。

これをきっかけに、
ぽち袋は関西を中心に気軽な祝儀袋として浸透していき、
1960年代には
子供に渡すお年玉袋としても広く使われるようになった。

関東ではどうだったのか? 

「かつては『お年玉袋』と呼んでいましたよ」と語るのは、
祝儀袋の老舗「銀座 平つか」(東京・中央)の3代目、
平塚彦太郎さん(79)だ。

同店が通常の祝儀袋に「お年玉」と木版で刷り込んだ
「専用お年玉袋」を作製・販売したのは、
東京五輪が開かれた60年代半ばから。

■昔のお年玉は餅や酒

お年玉という言葉そのものは古くからあったが、
それまでは、
渡すのはお金ではなく餅や酒などの品物が多かったという。

次第に日本人が豊かになるにつれ、
こうした品物がお金に代わっていき、
60年代の高度成長期に入ると
一般家庭でも親が正月に子供にお年玉を渡す風習が
一気に広まったという。

お年玉を入れる袋は、
もっぱら祝儀袋や文具の専門店、百貨店が扱っていた。

それが10~15年前から
スーパーやコンビニなど小売りの量販店も扱うようになり、
そのころから「ぽち袋」という呼称が広がったという。

生活雑貨店のロフト(東京・千代田)が、
「ぽち袋」という名称をつけ
全国各地の店舗で専用売り場を設けたのも10年前ころからだ。

もともと関西発祥のぽち袋が、
関東をはじめ各地で正月に子供に渡すお年玉袋の呼称として
広がっていったのはなぜなのか。

そこには、ぽち袋の由来と、
お年玉という風習の変遷が密接に絡んでいるようだ。

■お年玉金額の変化と密接な関係

1人の子供がもらうお年玉の総額は年々増加傾向にあったが、
「ぽち袋」という呼称が関東をはじめ
各地に広がった10~15年前は
その額がピークを迎えたころとほぼ一致する。

川崎信用金庫が東京・神奈川の営業区域の小学生を対象に
毎年聞き取りで実施している
「お年玉とお正月調査」によると、
高度成長期からお年玉総額はほぼ右肩上がりで増えていたが、
97年ころをピークに、
その後はおおむね横ばいの傾向をたどっている。

バブル経済が崩壊し、
世帯収入の大きな伸びが見込めなくなったことが
お年玉総額にも映されている。

もう一つ、
90年代半ば以降にお年玉の高額化が問題視されるようになった。

「普段のお小遣いを2桁も上回るお年玉の扱いを
子供に全額委ねることに親たちの間で不安が高まった」
時期とも重なる。

子供が受け取るお年玉の額を抑えたい
という大人の思いが強まる中で、
「少額のお金を入れることが前提の『ぽち袋』は、
語感的にも受け入れやすい素地があったのではないでしょうか」
と平塚さんは言う。

もっとも、関西以外の人たちに
「ぽち袋」の言葉の由来「ぽち=少し」が知られていたわけでない。

ただ、花園大学の橋本行洋教授は
「たとえ語源を知らなくても、
 多くの日本人は『ぽち』という語感から
 『小さい』『わずか』というニュアンスをくむことができるのでは ないか」
と指摘する。

例えば、絵本などで登場する
「ぽち」という名の犬はほぼ間違いなく小犬であり、
決して大型犬ではない。

「関東の人たちも
 『ぽち袋』なら少額ですむと実感できたのでしょう」(橋本教授)

■原点回帰の風潮も

一方、ここ2~3年は「少額」という意味以外でも、
ぽち袋が関心を集めている。

東京の文房具専門店の銀座・伊東屋(東京・中央)では、
表書きに「ありがとう」「こころばかり」
などと記されたぽち袋の売れ行きが伸びている。

かつて心付けを渡す際のぽち袋に込められた
「感謝の気持ち」という原点に立ち戻るものだ。

最近では親に正月にお年玉を渡す中高年世代も目立ち始めている。

年老いた親に対し、
長年の苦労をねぎらい、
生活のあれこれに使えるようにお金を渡したいという思いからだ。

ただ、唐突に渡しても受け取ってもらえるとは限らない。

そこで登場するのが「ぽち袋」。

「正月のお年玉という機会を生かし、
 形式ばらずにお金を渡せる小道具としてぽち袋は役に立つ」
(平塚さん)

子供や親しい人の喜んでもらう姿を思い浮かべながら、
今度の正月、あなたはぽち袋にどんな思いを込めますか。

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お年玉を渡す時に
ちょっとお子さんにぽち袋の歴史をお話してあげるのも
いいかもしれませんね。

皆様、どうぞ良いお年を!

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コメント: 1
  • #1

    御年玉 が、小銭かよ。 (火曜日, 06 1月 2015 09:42)

    明けましておめでとうございます。
    五百円10個 入れて子供に御年玉あげたら、笑われた。ジョニー(^。^)