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「低所得でも満足」という“プア充”の本音

独身(35歳)年収288万円の岡田智さん(仮名)。60万円の新車のバイクだけが 心の寂しさを埋めてくれる

「同年代の友人たちが役職に就き始めたのに、僕はやっと社会人1年目。正直うらやましい気持ちはありますが、彼らが必死に仕事をしている時期に、僕はバンド活動と片手間のアルバイトだけ。こうなるのは当然の結果ですよね」

自分を納得させるようにこう語るのは、バンドデビューの夢を追いかけるも34歳で断念し、現在レストランで店長候補として働く岡田智さん(35歳・仮名)。


「年齢の高さと職歴のなさで、就職活動は大変でした。飲食店でのバイト経験を買われて何とか採用してもらえましたが、もちろん低収入。貧乏生活には慣れているから、安定収入が得られるだけで十分ですよ。それに今はまだ店長候補ですが、店長になれば給料もアップするんです。そしたら、この生活ともオサラバですよ!」

 明るい希望を口にする岡田さんだが、昇格の時期と昇給の金額は把握できていない。そんな彼の趣味はツーリングだ。

「正社員になってアメリカンバイクを購入しました。月々1万円の5年ローンは正直キツいですが、休みの日に1人でツーリングに出かけてはリフレッシュしています。でもバイク購入には、ほかの理由もあるんです。実は、薄給なので友達との飲みもバーベキューなどのイベント事のお金も、結婚式のご祝儀も払えない。せっかく誘ってもらっても、予定があると嘘をついて参加を断ることも少なくなく、友達とも疎遠になって……。ツーリングなら1人でも楽しめるし」

 低収入が招いた友人関係の希薄化とその寂しさを埋める趣味。店長昇格への道はいまだに見えない。

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コメント: 1
  • #1

    昭和の侍 (木曜日, 18 12月 2014 19:04)

    ダブルワーキングして、稼げ。怠け者だから安給料なんだよ。俺は納得しない。死ぬ気で稼げ。それが男だ。