人との会話にも誘い水は必要!!吉田哲

  1. 作法というのは、
    突き詰めて考えれば、他人への気遣いだ。具体的な細かい作法をいくら知っていても、本当の意味で、他人を気遣う気持ちがなければ、何の意味もない。...その反対に、作法なんかよく知らなくても、ちゃんと人を気遣うことができれば、大きく作法を外すことはない。駄目な奴は、この気遣いがまったくできていない。
    人の気持ちを考えて行動するという発想を、最初から持っていないのだ。他人への気遣いで大切なのは、
    話を聞いてやることだ。人間は歳を取ると、どういうわけかこれが苦手になるらしい。むしろ、自分の自慢話ばかりしたがるようになる。
    だけど、自慢話は一文の得にもならないし、その場の雰囲気を悪くする。それよりも、相手の話を聞く方がずっといい。料理人に会ったら料理のこと、運転手に会ったらクルマのこと、坊さんに会ったらあの世のことでも何でも、知ったかぶりせずに、素直な気持ちで聞いてみたらいい。自慢話なんかしているより、
    ずっと世界が広がるし、何より場が楽しくなる。例え知っていたとしても、一応ちゃんと聞くのだ。そうすれば、専門家というものは、きっとこちらの知らないことまで話してくれる。井戸を掘っても、誘い水をしないと水が湧いてこないように、人との会話にも誘い水が必要なんだ。

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コメント: 1
  • #1

    構内タクシー (木曜日, 04 9月 2014 16:38)

    聞き上手じゃ無いと、今、タクシー襲われますわ。怖いわ。