この4月に新社会人となった君へ
この度は入社おめでとう。
早速だけど、君に質問がある。君に待ち受けている最初の仕事は何だろうか?
答えは「飲み会」だ。
「飲み会なんて仕事じゃないわ、ヴォケッ!」ゆとり世代の君はそう反論し、僕のLINEをブロックするかもしれないね。
けれど、君がそんな甘ったれた事を言おうものなら、僕はどうにかして君からのブロックを解除し、楳図かずお先生のめちゃくちゃ怖いLINEスタンプを100発送りつけた後に、改めてこう言いたい。
「飲み会は仕事である」と。
飲み会は会社という組織の中のコミュニケーションを円滑に進める重要な時間だ。うまく活用すれば、オフィスではできない深いコミュニケーションを上司や先輩ととれる。逆に飲み会で下手をこくと、上司や先輩から「あいつはダメだ」という烙印を押されかねない。決して手を抜くことが許されない緊張感のある「現場」なのだ。
そんな君たちの評価を決めかねない飲み会において、気に入られる「キャラ」というものが実は存在する。頑張って演じれば、必ずや高い評価を得られる役回りのことだ。
本記事ではそんなキャラを全部で10コ、厳選して用意した。
ぜひ刮目して読んでいただき、君に合ったキャラを探して欲しい。
それでは早速紹介に入ろう。
1.「幹事長」
「幹事長」とは、宴会で幹事役を常に買って出るキャラのこと。その積極性から「リーダーの素質あり」と評価を受けるだろう。
2.「勘定奉行」
会計の際に、支払う金額を年次に応じて素早く計算するキャラのことで、その計算能力の高さは「こいつは将来会社の頭脳になるぞ」と上司の期待を生むに違いない。
3.「ER」
具合が悪くなった人を手際よく介抱するキャラのこと。「ここは僕がやっときますので」と、人の嫌がることを進んでやれば、献身的な性格を評価され、上司の信頼を勝ち取ること間違いなし。
4.「情熱大陸」
入社後の夢を熱く語るキャラのこと。草食系が多い中で、そのバイタリティーは評価されるはずだ。ただし、時にうざがられるリスクもあるので、長過ぎる語りには要注意。
5.「YMO」
「翌朝(Y)メール(M)でお礼(O)をする人」の頭文字をとったもの。決して、坂本教授率いる伝説のテクノポップグループではない。「新人なのに礼儀を知ってるいいやつだ」と上司からの評価もうなぎ登り。
6.「蓮舫」
先頭を切ってサラダを仕分けるキャラ。周囲を見ることができる視野の広さに上司も感動するだろう。
7.「サバンナ」
先輩や上司を絶妙なタイミングでヨイショするキャラ。先輩や上司も人間。褒められて嫌な人間はいない。
8.「名監督」
最適な席順を采配できるキャラ。その人材配置能力に、「こいつはマネージャー向きだな」と上司は感じ、出世街道まっしぐら。
9.「Siri」
「美味しいランチのお店は?」から「今日の終電は何時?」まで、先輩のどんな質問にも適切な答えを返せるキャラ。知識の豊富さで「会食に連れて行きたいやつNo.1」になれること間違いなし。
10.「ザイル」
ザルよりもさらに飲めるキャラのこと。特にレモンサワーなら何杯でもイケる。お酒好きの上司に「君はよく飲むねー!」と気に入られる、いつの時代も愛される鉄板キャラだ。
君が演じられそうな「キャラ」は見つかっただろうか?まずはやれそうなキャラをひとつ見つけて、そのキャラを我慢強く演じ続けてみて欲しい。優秀な君ならそんな難しいことではないはずだ。
そうやって、長い時間をかけてキャラを確立したら、そのキャラは誰にも渡すな。死んでも離すな。会社は芸能界と同じ「キャラの椅子取りゲーム」。一度そのキャラが浸透したら、それで一生食っていける。
そうやって、会社での居場所を見つけよう。まだ何も仕事ができないうちに、会社での居場所を見つけられれば、君は他の新入社員より一歩リードすることとなる。くだらないことでも、そうやって、先輩や上司に顔を覚えてもらうことで、仕事を振ってもらえる。そうして仕事の経験をどんどん積むことで、スキルが身につき、さらに新しい面白い仕事がやってくるという好循環が生まれるのだ。
それでは改めて君の新たな門出をお祝いし、この記事を締めたいと思う。
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