【高原が似合う木といえば…?】

みなさんは何の木を思い浮かべますか?
北海道や長野県に多いシラカンバは、日本の高原のイメージそのもの。
漢字の「白樺」という表記の方が馴染み高いかもしれませんね。

シラカンバは材質が固く、木目も美しいので、家具材などに使われています。また春になると、雪解け水を大量に吸い上げるので、幹を傷つけると豊富な樹液が溢れ出ます。ほのかに甘い樹液は人口甘味料のキシリトールの原料にもなっているほか、白樺ジュースとして販売され、最近人気なのだそうですよ。

☆樹から採れる甘い樹液といえばメープルシロップも有名♪
イタヤカエデのシロップ採取に行ってきました!
http://shitte-erabo.net/forest/1786/

【ブナの森はダム?】

一般的にブナの森は「保水力が高い」とに言われています。「1本のブナで8トンの水をためる」といわれるほど。

その理由として、長い年月の間に土壌の層が厚くなり、その土壌は団粒構造、土壌の粒子が小さなかたまりを形成した構造になっているため、保水性もありながら、排水性・通気性もよくなっていること。またブナの生理的特徴として、雨が多く、傾斜が緩い土地に形成されていることが多いので、水溜まって流れ出にくい土地にブナの森が形成されるということもあるようです。

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「ブナの森は緑のダム」と言われるのもその理由からなんですね。

(写真:東京都奥多摩のブナ原生林)
※参考:林野庁東北森林管理局

☆私たちの生活に欠かせない水、そしてそれを生み出す森を守るFSCの活動とは?
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