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【債権回収の実話①】信販会社時代の話 Apex product 鼠小僧Zero吉のフィクション。

①ソープランドで働く女性からの回収

昔、栄町のグランド○○○○○と言うソープランドがありました。そこで働く女の子から金回収した時の話です。店長の女でした。借りたのは、その店長です。アパートは、高品町のマンションでした。秋田から出てきたばかりの色白の20歳の子でした。毎日几帳面に日記をつけている可愛らしい子でした。割賦購入した、ロレックスと、ダイヤは、すでに換金してありません。毎月頑張って、その子が、男の支払いを払っていました。時には払えない月も有りましたが、全額じゃ無くてもいいよ。と、内金処理した事もありました。しかし、当社だけ借りてる訳はありません。サラ金、闇金、片っ端から馬鹿男は、借りまくってました。何故、そんな奴にこんな可愛らしい子が、付き合っているのか、不思議だったので、ある日、聞いてみました。そうしたら、「私は、両親に捨てられた孤児だから、親戚をたらい回しにされていて、優しくしてくれた事が無かったから。あの人は、優しかったから。はじめだけだけどね。時計や、バッグや、ダイヤも私の為に買ってくれたんだよ。本当は、優しい人なんだよ。私は信じてる。将来一緒に暮すんだよ。だから頑張らないと。毎日、日記つけてるんだ。駄目だよ見ないで汚い字だから、学校出てないから。漢字わからないからさ。」と、言って笑いました。風俗で、働いている事など忘れる様な笑顔でした。「身体売るのは平気だよ。あの人との夢があるから。」と、言ってまた、笑顔を見せてくれました。私は、泣けてきました。私は、馬鹿男の正体を知っていました。そいつは、3人の女に同じ様な事を言って金を吸い上げる悪魔なんです。当然将来は、有りませんし、既婚者で、3人の子持ちです。彼女には、事実は言えませんでした。そんな裏を知っているから、泣けました。と同時に馬鹿男に制裁を天誅がくだる事を祈りました。そんなある日、家でテレビを見ていると、高品のマンションから飛び降り自殺したニュースが、流れて来ました。「えっ。まさか」嫌な予感は的中しました。あの彼女です。有り得ない。そう思った時に、警察から電話が有りました。話が聞きたいとの事。なんで❓とりあえず出向きました。「実は、彼女が、書いていた日記が、ありましてそこに、貴方の名前がありましたから、連絡致しました。」「なんだろう。無理やり回収されていたとか、書いてあったら嫌だな」と、少し不安になりました。警察から渡されたピンクのノートその中の最後のページに、こう書いてありました。「7月1日日曜日、彼の友達から知りたくない事実を聞きました。あー。もうあたしは、前に進めない。夢が希望が何も見えなくなりました。体の汚れや傷は直るけど心の痛みがとれません。あたしを生んで捨てたお母さん、一度会いたかった。恨んでないよ。お母さん、あたしね。馬鹿でした。ちゃんと学校出ていれば良かった。ごめんなさい。後、美紀(友達)は、幸せになってね。誕生日のお花有難う。ドライフラワーにしたよ。みっちゃんも有難う。つねさん。まち。たーくん。みんなみんな、優しくしてくれて有難う。あたし、馬鹿だから。悪い子だから、天国には行けないと思うけど、地獄でも今より幸せな気がする。後、たまにお金借りていた○○○さんが、集金に来たとき言ってたけど、幸せになる権利は誰にでもある。だって。そうなんだ。あたしも幸せになって良かったんだよね。集金に来て、逆にお金くれたら何にもならないよ。○○○さんも、私と一緒で、馬鹿だね。あたし死ぬね。あの人が一番馬鹿だから。さようなら。」胸が苦しくなりました。確かに彼女の日記でした。「あたし馬鹿だから」が口癖でした。貴方は純粋な人で、決して馬鹿ではありませんよ何故なら、こんなに友達が駆けつけてくれていますよ。馬鹿な人生では無かった証拠ですよ。でも残念です。悔しいです。頭の中に私の名前が浮かんだなら相談してくれたらよかったなと思いました。とっても短い人生でしたね。今日から俺は鬼になって馬鹿店長から必ず借金全額回収してやる。でも、やっぱり、貴方が一番馬鹿ですね。死んだら幸せの権利は無くなるんだよ。教えてなかったね。ごめんね。辛かったね。苦しかったね。もう楽にしてゆっくりお休み。そして俺たちを天国から見守っていてね。

死にたい」「消えたい」「生きることに疲れた」など、あなたのそんな気持ちを素直にメールして下さい。
命の電話で専門の相談員が受け止める事も出来ますが、何をもって専門家なのですか?エリートの挫折を味わった事のない専門の相談員様は、色々なケースには当たり前の回答しかしません。私どもは、苦労苦労で亡くなった先人の魂で寄り添う相談員になれたらと思っています。代表は、それはそれは苦労人の還暦過ぎた親父さんですが、あなたの状況を一緒に整理し、必要な支援策などについて一緒に考えます。知識人ですから安心して連絡下さい。皆んなで対処すれば何とかなるから頑張らないで生きてみましょう。  Apex product  命を守り隊 隊員一同

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コメント: 21
  • #1

    浅香やっちゃん (金曜日, 22 7月 2016 09:22)

    なんでしょう。泣けました。最後は、腹立たしさが残りました。

  • #2

    さとる (金曜日, 22 7月 2016 09:26)

    新聞に載りましたね。大変な事件でした。随分前の事ですね。あー。思い出すと、胸が苦しくなる。

  • #3

    風鈴と金魚 (金曜日, 22 7月 2016 09:43)

    前に美鈴ママが話してくれてました。私も幸せになるぞ〜。

  • #4

    スーパーマリオネット (日曜日, 24 7月 2016 17:13)

    大切な命。守っていきたいですね。出来ることなら。

  • #5

    名無しさん@ (日曜日, 24 7月 2016 17:14)

    正義は必ず勝つ。信じたい。

  • #6

    グレースちゅちゅ (日曜日, 24 7月 2016 17:29)

    私も、親に捨てられた。私も親を恨まなかった。何故なら今生きているもの。人間に生まれて今 苦しいけど生きてるもの。

  • #7

    入れ墨見るとヘドが出る (月曜日, 01 8月 2016 10:48)

    涙腺崩壊。

  • #8

    ありがとう。お世話様でした。 (火曜日, 23 8月 2016 10:04)

    金貸しにはならない方がいいですね。人の人生に入り込みすぎるから。辛い仕事ですね。辞めて良かったですね。優しい人は出来ませんから。

  • #9

    八日市場の田中 (木曜日, 22 9月 2016 10:46)

    お前がやった事は無駄になってない。人生で無駄な事は、ひとつもないんだぞ。やり続けろ。お前の足跡は必ず後輩が見つけるだろう。お前が先人の足跡を見つけたように。

  • #10

    目白の闇将軍 (土曜日, 24 9月 2016 21:08)

    人に言える苦労は苦労じゃ無いからな。しかしくだらない事に躓く事なくやれ。

  • #11

    漆職人 (日曜日, 25 9月 2016 07:44)

    心の綺麗な人は、うるしにかぶれないんだよ。日本人は、優しさで出来ているんだよ〔笑〕分かるかな、分かんねえだろうな〜。イェーイ。

  • #12

    江戸川 (日曜日, 25 9月 2016 07:45)

    俺が一番やばし((((;゚Д゚)))))))
    ごめんなさい。

  • #13

    不与取 ふよしゅ (日曜日, 25 9月 2016 10:00)

    与えずに取る事は、仏教では悪とされている。どれだけ人様に与えているか、今一度、 己の振る舞いを振り返ってみましょう。まず与えよ。

  • #14

    最後のひと刺し (月曜日, 26 9月 2016 18:36)

    辛い話しじゃ。

  • #15

    昭和の虎 (月曜日, 26 9月 2016 22:12)

    ちゃんとした人間は、己の昔の話しなんかしない。未来の話をする。チンケな奴ほど、武勇伝を言い、悪ぶったりする。気持ち悪いから、ほざくな。文句があったら俺に言え。昭和の虎だ。

  • #16

    起て、楯の会 (月曜日, 10 10月 2016 19:17)

    今の時代に楯の会があったら、どんな行動をしていたのだろう。尖閣諸島や竹島を守ろうとしていたかもしれない。三島由紀夫のような毅然とした日本男子がいれば、日本も、もう少し背筋の通った国になっていたかもしれない。

  • #17

    ケンブリッジ建一 (月曜日, 10 10月 2016 19:22)

    俺は、大切な人を裏切って悲しい思いばかりさせた。きっと地獄行きだろう。人間過去は変えられない。今から頑張るしかない。クズだが後悔してます。みなさんすみませんでした。馬鹿でした。

  • #18

    百日紅 (水曜日, 12 10月 2016 10:20)

    僕は⊂((・x・))⊃ 猿すべり。
    君達人間は、アホばかり。でも少し賢くなってきたのかな❓

  • #19

    ひざまずけ豚どもよ! (木曜日, 13 10月 2016 11:09)

    人間は愚かだ。醜い。反省猿になりなさい。

  • #20

    通りすがりの人民 (金曜日, 16 12月 2022 10:09)

    この様な事はあってはなりません。テレビの中だけでフィクションで
    あって欲しいです。読んで胸が苦しくなりました。経験した貴方は信販会社を
    辞めたのですか(・・? 続けていて悲しい人たちの支えになって欲しかったよ

  • #21

    通りすがりの人民 (金曜日, 16 12月 2022 10:51)

    2023年にはブログが楽しい話でいっぱいになりますように祈ります