「CoCo壱番屋」の廃棄カツ 産廃業者が不正転売

「CoCo壱番屋」の廃棄カツ 産廃業者が不正転売

テレビ朝日系(ANN) 1月14日(木)5時51分配信

 カレーチェーン店の「CoCo壱番屋」が異物が混入したとして廃棄したカツが、産業廃棄物処理業者によって不正に転売されていたことが分かりました。

 不正に転売されたのは、愛知県一宮市にあるCoCo壱番屋の自社工場で製造されたビーフカツです。壱番屋によりますと、去年9月、工場で製造したビーフカツに長さ8ミリのナイロン製の部品が混入しました。そのため、約4万枚の処分を愛知県稲沢市の産廃業者「ダイコー」に依頼したところ、ダイコーが不正に転売していたということです。県内のスーパーで販売されているのをCoCo壱番屋の従業員が見つけて発覚しました。13日に行われた愛知県の立ち入り調査に対し、ダイコーは転売を認めています。壱番屋は「もし手元にあれば食べないで欲しい」とコメントしています。

最終更新:1月14日(木)6時55分

テレ朝 news

 

ビーフカツ転売 業者会長「1人でやった」

日本テレビ系(NNN) 1月14日(木)11時55分配信

 カレーハウスCoCo壱番屋を展開する「壱番屋」が廃棄したビーフカツが不正に転売されていた問題で、警察は14日にも廃棄を請け負った愛知県稲沢市の業者を廃棄物処理法違反の疑いで家宅捜索し、実態解明を目指す方針。中京テレビ・森俊太記者が報告する。

 ビーフカツを不正に転売した疑いが持たれている稲沢市の「ダイコー」。13日夜までは従業員もいたが、14日朝からはその姿もなく、会社の前は静まりかえっている。

 愛知県などによると、ダイコーは壱番屋が去年9月に製造し、樹脂片が混入した可能性のある「冷凍ビーフカツ」4万枚の処分を請け負った。しかし、うち3万3000枚を廃棄せず、岐阜県羽島市の業者に不正に転売したうえ、ウソの報告をした疑いが持たれている。

 「冷凍ビーフカツ」はその後、少なくとも3つの業者に渡り、8000枚以上が名古屋市内のスーパーなどで売られたことが分かっている。

 愛知県の調査に対し、ダイコーの会長は「私が1人でやった」と話しているという。愛知県警は悪質性が高いと判断し、廃棄物処理法違反の疑いで家宅捜索に踏み切る方針を固めた。

 今後、押収した資料などをもとに、ダイコーと岐阜県羽島市の業者の間でどのようなやりとりがあったのか、またスーパーに届くまでの一連の流れを解明することが、捜査のポイントとなりそうだ。

最終更新:1月15日(金)9時27分

日テレNEWS24

 

廃棄カツ業者、セブン製品も横流しか マルコメのみそも

 カレーチェーン「CoCo(ココ)壱番屋」を全国展開する壱番屋(愛知県一宮市)の業務用冷凍カツを産業廃棄物処理業ダイコー(同県稲沢市)が横流しした問題をめぐり、セブン&アイ・ホールディングスは19日、傘下のコンビニやスーパー向けの豚肉製品が、ダイコーによって横流しされた可能性が高いことを明らかにした。マルコメ(長野市)のみそも横流しが判明した。

 セブンによると、横流しの可能性が高いのは「セブンプレミアム 豚バラ蒲焼き」。メーカーは丸大食品という。賞味期限を2015年7月6日とする約800個の廃棄が、期限の迫った同6月、取引業者からダイコーへ委託された。

 ダイコーから壱番屋の廃棄カツを引き取っていた、みのりフーズ(岐阜県羽島市)を同県などが調査。この豚肉製品が出てきた、と別の取引業者を通じセブンに連絡があったという。

朝日新聞社

最終更新:1月20日(水)5時42分

朝日新聞デジタル